ふどうみょうおうぞう
不動明王像
- 澤田 政廣(さわだ せいこう)(1894~1988)
- 昭和15 年(1940)制作
- 幅27.0㎝ 奥行15.0㎝ 高59.7㎝
澤田政廣は静岡県出身の彫刻家。高村光雲の高弟・山本瑞雲(やまもと ずいうん)に師事し、
帝展や日展で活躍した。不動明王は煩悩を払い、悪を断ち切り、苦しみから人々を救うと
される。右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持ち、忿怒の形相を表す。天地眼で世界中を
見渡し、牙上下出(げじょうげしゅつ)と呼ばれる平安時代以降に主流となる姿だ。
やや〝く〟の字に曲げた体と衣は優美だが、燃え盛る火焔光背は力強い。
◆本作品は金沢市の石川県立歴史博物館で開催される「七尾美術館 in れきはく」(会期:10月19日~11月17日【会期中無休】)で展示されます。
◆七尾美術館は「令和6年能登半島地震」の影響により臨時休館中。
(再開時期は未定)
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